引っ越しの感覚を思い出す
恋人の転勤が決まったとのことだ。どこに行こうが遠距離同士であることには変わりはなく、自分が直接手伝えることはそう多くはない。
そして、これから引っ越しと新しい職場をむかえる彼をおもうと、なぜか自分のほうがソワソワと「あれもこれもしないと」と落ち着かなくなってきた。だけど本人は「なんとかなるさ」と明るい様子で、こういうことはよくある。
自分はこれまで6回ほど引っ越しをしたことがあるので、その要領をそれなりに心得ているつもりだ。引っ越しの荷造りは面倒だけど、普段手を付けないような部屋の領域まで片付けることになるのでスッキリして、むしろ好きな作業だったりする。部屋で過ごす最終日、段ボール箱に囲まれて生活する非日常感も嫌いじゃない。
自分自身、今後も何度か転勤をするだろうからなるべく荷物は少ないほうがいいんだけど、部屋の見た目としてはゴチャゴチャとしているのが好みだったりするから悩ましい。
それから転勤といえば、これまで、結婚は転勤のタイミング次第でするものだろうと思っていたし、今でもそれはもっともだと思う。だけど、自分の人生なのに、会社のタイミングで大事なライフイベントを決めるのはいかがなものか、と考える自分も強くなってきた。
自分の母親は「結婚は勢いよ」なんて言っているし。少しずつではあるが結婚する友人や知人が増えてきたから、目が眩んでしまっているのかもしれない。
2018年 実家引っ越しの一コマ