親切な餃子レシピ

f:id:qblankx:20200505110013j:plain

一人暮らしを始めてから、初めて餃子を作った。子供のころは家族みんなで餃子作りをしたこともあったから手間がかかる料理であることはそれなりにわかっていたつもりだったけど、自分で作ってみると想定以上に大変だった。もうしばらく作ることはないかな。

それから、最初にクラ○ルの「基本の餃子 作り方・レシピ」のページを見て作っていたのだが、これは自分にとっては間違いだった。このページの通りに焼いたところ、1回目は焦げ、2回目はベチョベチョになった。悔しかったので、「餃子 焼くコツ」と検索して見つけたページの通りに焼いてみたら一発で綺麗に焼けた。

失敗を経て、自分なりに餃子レシピを落とし込むことができた。しばらく作ることはないが、また作りたくなったときのため、そして餃子の焼き方悩んでいるであろうあなたのため(人間は必ず一度は、餃子の焼き方に悩むものだからだ)、以下レシピを捧ぐ。

 

材料

・豚ひき肉(200gくらい)

・キャベツ(1/5くらい)

・ニラ(1/2束)

・餃子の皮(50枚分)

タネの味付け用調味料

・すりおろししょうが、すりおろしニンニク、砂糖、醤油(すべて大体スプーン一杯分)

 

餃子の皮は最初30枚分しか買わなかったけどタネが余りまくり翌朝買い足したため50枚分となっている。(そう、この勝負は2日間にわたっていた)

キャベツではなく白菜を入れるという手もあった。そうすればよかった。

 

下準備
  1. キャベツとニラをひたすらみじん切りにし、ボウルに入れて塩をかける。しなしなするまで放置する。
  2. 豚ひき肉に味付け用調味料を入れ、しなしなさせた野菜を強く握って水分を抜いて加える。こねる。
  3. 餃子の皮と水を用意する。皮の縁にぐるりと水をつけ、控えめな量のタネを包む。

 

ミキサーを持っていなければ、この工程が最も手間がかかる。まず、野菜のみじん切りは疲れる。材料部分でキャベツ(1/5くらい)となっているのは、1/4カット分を切る途中で疲れ果てたためだ。ニラは楽勝だから安心してほしい。それから、野菜の水分を抜くために自分は「強く握る」を採用したが、そのために手に細かい野菜がやたらくっつき、鬱陶しかった。ほかにいい方法があれば教えてほしい。

包む作業は、子どもの頃から仕込まれていたこと、そして何より餃子を食べたいという気持ちにより苦にはならなかった。包み終えた時点で、下準備の開始から2時間を経過していた。

 

焼き
  1. お湯を沸かしておく。
  2. 気持ち多めの油をフライパンで30秒間、温める。
  3. 餃子をフライパンに並べる。指が油に触れることもあろうが、綺麗な焼き上がりのためには熱さなど厭わない。
  4. 蓋をせずに中火で1分間焼く。
  5. あらかじめ沸かしておいたお湯を投入し、すぐ蓋をする。5分間蒸し焼きにする。暇であれば、1分間ごとにフライパンをゆすってやる。
  6. 蓋を取り、残っている水分量をみながら強火で焼く。
  7. 餃子がフライパンにくっついていないことを確認し、丸皿をフライパンにかぶせてオリャアっとひっくり返す。
  8. 綺麗な焼き上がりに感動する。

最初に温める油だが、間違ってもこれは惜しまないほうがいい。なぜなら油が少ないと、フライパンに餃子がくっつき、悲しくなるからだ。ひたひたを目指そう。

餃子は、冷たいフライパンに並べておくのではなくて、熱した油に並べる。なんでも、タネの水分を一気に飛ばすためだという。餃子をフライパンに乗せた瞬間からジュッという音が聞こえるほうが気分もあがる。

そして注目したいのは、やはりお湯だろう。1回目と2回目では水を投入していたのだが、水を入れるとフライパンの温度が下がりベチャっとした皮になってしまうとのことだ。焼き作業に入る前に沸かしておこう、お湯。

工程が多く、長期戦か?と思いきや、「焼き加減」というタイミング重視の勝負なため、手際が悪くモタモタしていると負ける。