雪国紀行 

2月は祝日が2日間もある。4連休を作りだして、雪国に住む恋人に会いに行った。

連休初日の木曜の朝から出発して、昼過ぎに到着するスケジュールにしようかと思っていたが、絆されて水曜の退勤後に急いで新幹線に飛び乗ることにした。我ながらガッツがある行動力で笑う。深夜0時前に彼の部屋に着いた。

 

 

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1日目、観光地近くの場所へ昼食を。周辺の店を覗きつつ歩いていたら、一見営業しているのかしていないのかわからない洋食店に行き着いた。中に入ると、ランチ営業をしているとのことで席につく。

 店の内装は沢山のビンとアンティーク家具、フランス語のポスターや地図が壁に飾られていて可愛らしかった。家族経営のカジュアルなフランス料理店だった。

前菜とメイン、デザートとドリンクがセットのコースを選んだ。前菜のハムやテリーヌは、学生時代に働いていた店の料理を思い出した。シュークルート(ザワークラフトのフランスでの呼び名らしい。初めて食べた)は自分は美味しく感じたけど、もともと偏食の彼の口には合わなかったらしい。2人で「勉強になったね」と言った。

ランチコースはボリュームがあって、腹をこなすために、近くの観光地等を少し歩いた。2月の雪国だけど快晴で気温も低すぎず、日陰になるところに雪が残っている程度だった。彼がタピオカを飲みたいというので店に向かったら、まだオープン前だったのでスターバックスでバニラクリームフラペチーノを買っていた。少し分けてもらったら、マックシェイクに似ているなと思ってしまった。

夜はおでんを食べた。念のため電話で予約したら、時間と人数を伝えただけで「はいはーい」と切られ、通話時間は20秒だった。初来店なのに常連客のような気分を味わえる。おでんの味はとっても美味しかった。

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2日目は、朝から彼の家の近くのパン屋でフルーツサンドを買ってきて食べた。自分は朝から甘いドーナツを食べられる身体だからこのサンドもペロリと食べたけど、彼は他の小さいパンを食べていた。

レンタカーを借りて、図書館に行ったり、県庁に行ったりスーパー銭湯に行ったりと盛りだくさんな1日だった。県庁の展望フロアに、地域の小学生が応募した、「こんな政党あったらいいな」みたいなものが展示してあったから、それを見ながら小学生の発想にケタケタ笑ってた。

有名らしい餃子屋に行ったら、平日にも関わらず40分くらい待った。見た目が美味しそうだから期待していたけど、味は薄くて皮もカリカリなだけで、自分の好みのものではなかった。でもまあ、これも経験か。

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3日目は、買っておいたブーメランで遊ぶために公園に行った。とても天気が良く、半袖Tシャツの野球少年もいた。念願のブーメランは、あまりうまく飛ばせなくて彼のテンションが下がっていた。

昼食を食べた店の近くに包装用品専門店があって、業者が使うような紙コップやらランチボックスやら袋やらが沢山売られていてテンションが上がった。よくスーパーや弁当屋で見かけるような〇割引シールやおつとめ品シールがあって、迷いに迷って広告の品シールを自分のお土産にした。

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4日目の朝、駅でます寿司を買ってもらって新幹線で帰った。丸3日間も居たせいか、いつもと違ってあまり名残惜しくはなかった。また数か月がんばって過ごせそうだ。

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