おしゃべりインタビュイー

上半期が終わり、下半期が始まることで仕事が立て込み、珍しく残業もそれなりにして、9月と10月はあっという間に過ぎた。毎日がむしゃらに仕事をしている感じがあり、なかなか振り返りができず消化不良なところもあったが、季節の変わり目も体調を崩さず過ごせて一安心。

 

さて、最近は何があったか。美大デザイン科の学生である友人の、授業の作品の題材になったことが大きなイベントかもしれない。実在の人を表現し、その人のための作品を作らなければいけないとのことで、その「実在の人」として彼女が自分を選んだ。少し照れるけど、どんな作品ができるのか楽しみでもある。

そのために、10月頭から週に何回かビデオ通話でインタビューを受けたり、他愛のない話を聞き合ったりを繰り返している。出身地や家族構成といった基本的なものから、これまでの旅行の思い出や、どんなことが好き/嫌いか…など普段考えないようなことまで聞かれて、なかなか面白い経験だ。もしかしすると、自分はこれまでに何度かインタビュー(もどき)をした経験があって、インタビュアーの大変さを多少知っているので、出来る限り協力してあげたいという気持ちが強いのかもしれない。

彼女は特に、自分の死生観に興味をもったらしい。むやみに「死」をタブー視するのではなくて、元気に生きているうちから自分や周りの人の「死」について考えてもいいのではないか、というもの。この考えは昔からうっすらともっていて、中学生の頃に1年間をかけて論文作成をする課題があり、当時の自分は死生観について調べて書いていた。変な子。しかも彼女もそれを覚えていたから、今また読んでみるらしい。恥ずかしすぎる。ついでに大学時代の卒業論文も送った。PC内に眠っていた卒論フォルダを開き、「最終」「最終_本当に最終」版ファイルを見つけて懐かしい気持ちになった。

 

基本、自分の話をすることが好きだから、あれこれ聞かれて答えるのは楽しい。当然だけど会社の人とは仕事(もしくは恋愛)の話くらいしかしないから、幅広い話題で話せていいリフレッシュになった。他の友人たちとも色んな話がしたいな。

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旅行を振り返ったときに見つけたモロッコフェズ風景