ビスブラ原田さんを語る

休日に何しているのかと聞かれたら、特に何とハッキリ答えられるわけではないのだけど、実際にお金を使っているわけでもないのだけど、だからといってゴロゴロしているわけではなく(むしろ時間が足りない!)あれやこれやとそれなりに忙しく日々をすごしている。

 

今日は、好きなことについて書こう。

 
大阪吉本芸人の動画を見ることは、日々の癒しだ。家にいる時間の9割は芸人の動画やラジオを流している浸り具合。
ハイトーンでもロートーンでも、すっと耳に入ってきて良く通る、芸人たちの声が好き。ウィスパーボイスというか息が漏れているような声の良さも分からなくもないけど、やっぱりハキハキ真っ直ぐな声に魅力を感じる。そういえば学生時代のサークルやアルバイト先で、なんかいいなと思った人たちもそんな声質の人だったような気がする。
 
ちょっぴり話が逸れたけど、大阪吉本芸人にはまったきっかけは、昨年の秋頃に芸人見取り図のYouTubeチャンネルを見始めたことから。
そこから芋づる式によしもと漫才劇場の芸人たちを知り、気に入った動画は5回、10回と繰り返し流して、だらだらとしたゲーム実況の音声ですら内容を覚えてしまっている。もはや、ただワイワイとした賑やかな音声が聞こえるだけでいい。
 
いま自分が好きな芸人は、ロングコートダディマユリカビスケットブラザーズ特にビスケットブラザーズ原田さんに対しては、自分もこんな人になりたい、みたいな謎のリスペクトさえ抱き始めている。
ビスブラのコントや漫才も、勢いと意味不明さが可笑しくて好きだけど、原田さんときんさんの二人がキャッキャと笑いながら楽しそうに話しているのが好き。
原田さんは実際にあった出来事を面白く話すのはもちろんだけど、「もし悪魔と契約したら」のような意味が無い100%空想の話も淡々と語るものだから可笑しくてしょうがない。
大阪のラジオにレギュラー出演していて、ビスブラのコーナーは『ビスブラが毎回様々なゲストをお迎えして、ゲストの魅力や普段聞けない話を引き出していく』と紹介されているけど、このゲストというのは全ての回で原田さんなのである。しかも、原田さんが演じるのは、この世に存在しない人物(人間ではないときもある)なので、その内容が"普段聞けない話"というか"聞けるわけがない話"なのも面白過ぎる。
(ゲストの例としては、公安警察少子化問題対策本部リーダー「ハヤトこがらし」(コードネーム:性のオーガ)さん など)
 
どんなに気持ち悪くてナンセンスな内容でもこんなにポップに演じたり語れるのは、原田さんの魅力だと思う。それから、その原田さんのエキセントリックさに振り回されることなく対応するきんさんが居てこそ、面白さがさらに高まっていることはもちろんである。
これ以上説明をしても白けるだけのような気がするので、とりあえず見てみたら絶妙なバランスがわかると思う。
この記事を書くにあたり、ビスブラの動画やインタビュー記事等を見返しているけど、原田さんの言動にまともなところが一個もない。そこが最高。
 
 
ここまでを聞くと、原田さんはかなりひょうきんというか明るいキャラクターのようにも思えるかもしれないが、そうでもない面も感じられるところもまた良い。
 
「精神無くなる事件」「完全に不死鳥(フェニックス)」と彼らが呼んでいるエピソード*1を知って、さらに原田さんのことを知りたくなったし、いま同じ時代に芸人の原田さんを楽しめていることに有り難さを感じた。
これからさらにビスブラが忙しくなって、もっとたくさんの人に魅力を知ってもらえたらいいなあ。
 
 
ちなみに、ビスブラは二人とも太めの体型だけど、原田さんはロートーンでどっしり、きんさんはハイトーンで優しめで、どちらも良い声をしている。

*1:原田さんが芸人になってから精神的にどん底に落ちていたけど、そこから復活したエピソード。詳細はバースデースーツラジオ第19回「完全に不死鳥(フェニックス)の話」参照