「そのままで」 簡単なようで難しい

仕事柄、人権に関する勉強会やセミナーに参加することがある。会社の勤務時間に受けることもあるけど、週末に近所の人権センターで開催されているものに参加することもある。

この間は、子ども向けの性的マイノリティ教育について考えるセミナーに参加した。そこで、絵本の紹介があった。それらの本を良いなと思ったので、記録したい。

どの本も、性的マイノリティ教育に特化しているのではなくて、多様性理解の内容だった。

 

・『ええやん そのままで』 

ええやん そのままで (エルくらぶ)

 この絵本はイラストがカラフルで可愛いのと、関西弁でポップに訳されているのが気に入った。そしてなにより、人と違ったって「ええやん」と何度も繰り返されるのがいい。子どもだけではなくて、何歳の誰にでも何回も言ってあげたい。それから、自分にも。

「そのままでいい」と、人には言えるようになったけど、自分に対して思うのはもっとずっと難しい。自分のことになると、格好つけたがりで、人と少しでも違うとたちまち不安になってしまうから。

 

・『いろいろいろんなかぞくのほん』 

いろいろ いろんな かぞくの ほん

世の中には色んな家族がいるというのは、成長すればわかることだし当たり前なことだけど、子どものうちはなかなか知る機会がないんじゃないかな。家族構成も違えば、生活のスタイルも違う。何が良くて何が悪いとかではなくて、色んな過ごし方があるとわかるような本だと思う。