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新米会社員の生活と備忘録

結婚式に魅力を感じないわけを考えた

実家から持ち出してきた本のなかの一冊『断片的なものの社会学』(岸政彦)を読んでいると、彼らは無意味な儀式が嫌いという理由で結婚式を挙げなかったとあった。(わざわざ著者の名前を出すことによってこのブログを見つけてもらえるのではないかと少しの期待を抱いている。)自分も前々から結婚式は挙げたくないと思っていたので、その考えについて改めて思いを巡らせていたところで、もっとも結婚相手になる可能性が高い相手から電話がかかってきて第一声が「結婚したら、すごく小規模でいいから結婚式を挙げたいな」だったため、動揺した。最近この話題が出たからというわけではなく、ほんとうに偶然だった。

 

結婚式を挙げたくない理由は、いくつかある。

まず、自分たち2人のために親戚友人らを呼んで式を挙げるということについて、あまり気が進まない。皆さんの貴重な時間をわたくしめのために…。目立ったりパフォーマンスをするのは嫌いではないけど、ずっと自分に注目が集まるのがとても疲れそうだし、恥ずかしい。自分の両親はかつて結婚式を挙げたそうだが、どうしてその時間と空間に耐えられたのか不思議。

結婚式が、2人の過去を振り返る場であることも嫌な要素だ。基本的に自分は今の自分が好きで、過去の自分が好きにはなれないのでそれを皆さまに見せつけたくない。つまらないものを見せてすみませんね、という気持ちになってしまいそう。幼稚園~小学校低学年のときは友人よりも背が高く体格がしっかりしすぎていた自分が映っていた写真はぜったいに誰にも見せたくない。

金銭面もネックだ。小規模なものでも100万円近くになるのでしょう。そんなお金があるならいい家具を買って長年大事に使うほうが有意義であるように感じてしまう。

自分の家族が、「絶対に結婚式を挙げるべきだ」という考えをもっていないことも少なからず影響しているとは思う。「挙げるのが普通」だとか「式を楽しみにしているね」なんて言われていたら、また違う考えをもっていたかも。

 

とはいえ、自分は着飾ったらそれなりになると思うので、その姿を親族に見せることができる場になるのは、いいと思う。それから、結婚というのは結婚する2人だけのイベントではなく、両方の”家”が大きく関わるものだということは学生時代に何度も何度も何度も聞いてきたし話してきた。(社会学専攻)相手サイドの家族が強く式を望むのであれば、折れて挙げてしまうことがあるかもしれない。そしてこれはすこし望んでいることなのだけど、もし「結婚式っていいなあ」と感じるような式に参加したら、結婚式を挙げたい気持ちも少しは生まれるかもしれない。友人の皆さま、是非よろしくお願いします。